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偏りすぎレビュー②あなたにとってのクリームソーダは?

 夏休み終了のカウントダウンが始まろうとしています。ゆっくりできるのも今だけか~と思いつつ、外に行くのもな~という感じなので映画を見ることにしました。

どうせなら知らない作品を見よう!と思いアマゾンプライムの「あなたが興味のありそうな映画」から、夏っぽい、さわやか、青春!という感じの作品を探してたどり着いたのが、この放課後ソーダ日和です。

というわけで今回はこの作品について語っていこうと思います。

(HPも可愛いのでぜひ見てみてください。)

kaikogirl.com

 

あらすじ

17歳の夏。偶然、街で出会った同じクラスのサナ、モモ、ムウ子。一緒にクリームソーダを飲んだことから、放課後にいろいろな喫茶店をめぐる仲になる。いつかこの関係は終わるけど、ソーダを囲んだ時間はなくならない。今まで名前以外お互いを知らなかった3人は、長いようで短い日々を確かに共有する。

 

と、かっこつけて書いてみたんですが、ストーリー自体はクリームソーダを飲みつつ、3人それぞれにスポットが当たっていくという感じでシンプルです。恋の話や自意識の話、進路の話など誰もが考えたことがある内容が取りあげられていて、あ~私はあの時こうだったな~と懐かしくなりました。

 以下、もう少し詳しい感想↓

どこを切り取っても絵になる映像 

軽く言ってしまえば、どこで一時停止しても「ばえ」てます。ちょっとピンク味のある画面や、落ち着いた雰囲気の喫茶店の中のカラフルなクリームソーダがすごく綺麗。ストーリーだけでなく、視覚的にも楽しめました。グラウンドの土と汗…!みたいなのも青春感がありますが、さわやかでキラキラしているのもいいですよね。汗と涙や人間関係のいざこざといった物も青春にはつきものだと思うんですが、今どきの女子高生を扱った作品らしくかわいいという要素がたくさん詰まっているのがすごく好きです。

あと注目するとこそこ?って感じなんですが、3人のふわふわな肌とつやつやな髪にすごく引き寄せられてしまいました。もちろんメイクはしていると思うんですが、若いとき特有のぴちぴち感がすごい。

 

日常の中のささやかな楽しみ

 最近はおしゃれなカフェだけでなく、純喫茶に行くっていうのも女の子たちの行動範囲に入ってきている気がします。でも高校生でさらに制服だとちょっと入るのに勇気がいりますよね。作品の最初の方でも「私たち場違いじゃない?」というセリフがあります。しかし、逆に周りの同級生とはちょっと違うことをしているわけで。そこに特別感というかわくわく感が生まれる+クリームソーダは目で見てもきれいだし美味しいっていうのめちゃくちゃテンション上がりませんか?

特にちょっと人生物足りないな~退屈だな~でも高校辞めれないしお金ないしな~なんて思っていたら、この「クリームソーダを飲みに行く」というイベントは日常を十分に楽しく、満たしてくれると思います。

 

世界一美味しいの飲み物、クリームソーダ

HPに「世界一美味しい飲み物、クリームソーダ(意訳)」といった文があります。ソーダだけでも美味しいのにアイスもついていて、バラバラでも美味しい混ぜても美味しいしかもかわいい、そして家でも作れるって最強ですよね。

でも、正直この作品における「クリームソーダ」って代替可能だと思うんです。(身も蓋もない)現に青春モノって退屈な日常+刺激的な経験で作られてると思っていて、実際にダンスやったり映画作ったり、似たような設定の作品ってたくさんあります。そこで、この刺激的な経験に部活や恋じゃなくてクリームソーダを中心に持ってくるというセンスがすごく好きです。誰だってマネできるしね。それにしてもクリームソーダ飲みたい~!

 

***

 私にとってのクリームソーダは、友人と一緒に駅まで歩きながら食べたコンビニのレジ横惣菜です。高校を卒業した今、似たようなことはできても同じことは二度とできません。特にほとんど外に出ない夏を過ごした今、すごくたくさんのことを思い出しました。

戻らない日々のことを考えると少し寂しくなってしまうんですが、そんな切なさも含めてさわやかな作品でした。

 

 そういえば前回のレビュー↓

dosigatai.hatenablog.com

 

放課後ソーダ日和 特別版